コラム

  1. HOME
  2. ブログ
  3. ODM/OEM
  4. OEM商品の例を業界別に紹介!実際に制作する際の流れとは?
oem_shouhin_ec

OEM商品の例を業界別に紹介!実際に制作する際の流れとは?

100年以上の歴史と実績を持つ皮革袋物専門メーカーとOEM商品を作りませんか?

「自社アパレルの新作として、本格的な革小物のラインナップを増やしたい」

「ECサイトの売上を伸ばすために、他社と差別化できるオリジナル商品を立ち上げたい」

「社内にモノづくりのノウハウも製造設備もないし、一体何から手を付ければいいのだろう……」

新しいビジネスやブランドの構築を検討する際、このような悩みや不安を抱えて立ち止まってしまう事業者様は決して少なくありません。

近年、インターネットやSNSの普及に伴い、自社で工場を持たなくても上質な製品を販売できる仕組みとして「OEM」や「ODM」への注目が急速に高まっています。

しかし、その中身や具体的なメリット・デメリット、自社にどちらのビジネスモデルが合っているのかを正しく理解できている人は意外と少ないのが現状です。

そこで今回は、皮革袋物専門メーカーの株式会社長谷川製作所が、OEM商品の具体例を業界別にわかりやすく解説します。

OEM商品が使われている業界の例

そもそもOEMとは、Original Equipment Manufacturingの頭文字を略したもので、自社のブランド製品を他社へ委託製造する工程のことです。

もっと簡単にいうと、ブランド企業が製造メーカーに自社ブランド商品の製造を依頼し、製造メーカーがそれを納品する分業のような生産方法になります。

企画開発はブランド企業(委託者)で、製造は製造メーカーで行うことで、それぞれの得意分野を活かしてクオリティの高い製品を作ることができます。

近年、OEMは多くの業界で普及していますが、中でもよく使われているのが以下の業界です。

  • 自動車業界
  • アパレル業界
  • 食品業界
  • 化粧品業界
  • 家電業界

どのようにしてOEMが利用されているのか、その基礎知識と具体例を業界別に見ていきましょう。

自動車業界

自動車業界は、日本において古くからOEMが盛んな業界です。

自動車メーカーでは、他メーカーに自動車パーツや車両自体の生産を委託し、エンブレムと車名を自社オリジナルのものにした自動車(OEM車)が販売されています。

中にはメーカー同士で内容がほとんど同じ車種もあります。

例えば、ダイハツ「ロッキー」とトヨタの「ライズ」です。

ダイハツが開発したロッキーの車両をトヨタに一部OEM供給し、それをトヨタがライズとして販売している、という関係になります。

このような形態が浸透したのは、各メーカーにとって設備投資を抑え、低コストで商品のラインナップを広げられるというメリットがあるからです。

また、OEM受託側は他社の分まで生産量を増やすことで、工場の稼働率を上げ製造のコストダウンも可能になります。

アパレル業界

アパレル業界は短いスパンで商品を入れ替える必要があり、トレンドの移り変わりも激しい業界です。

そのため、小ロット生産で品数を柔軟に管理しやすく、在庫リスクを回避できるOEMと非常にマッチしています。

アパレル業界のビジネスではユニクロが有名です。

ユニクロは自社で巨大な生産設備を持たず、製造を外部の縫製工場に委託する仕組みを導入することで大幅なコストダウンを実現しています。

委託先の工場は日本国内をはじめ、中国、ベトナム、バングラデシュなど世界各地に存在しています。

食品業界

食品業界でもOEMは古くから行われています。

各ブランドが個別に受託製造者へ依頼して店頭に並べたものもそうですが、食品業界にはPB(Private Brand=プライベートブランド)商品と呼ばれる独特の形態があります。

PB商品とは、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの小売店やサービス業者が、主導権を持って独自に企画・展開したブランド品のことです。

例を挙げると、イオンの「トップバリュ」や、セブン&アイ・ホールディングスの「セブンプレミアム」は日本を代表するPB商品です。

大手スーパーやコンビニエンスストアで販売されている、店名のついたパッケージのお菓子や冷凍食品などもすべてこれにあたります。

化粧品業界

化粧品を自社で製造および販売するためには「化粧品製造業許可」「化粧品製造販売業許可」という厳しい公的資格が必要です。

化粧品OEMを請け負う専門会社はあらかじめこの資格を有しているため、OEMを利用すれば、自社ブランドを立ち上げたい事業者が自ら資格を所持する必要がなくなります。

さらに自社工場や製造設備も不要になるため、初期の準備費用を大幅に抑えて、自社製品の生産がとても簡単になるのです。

このような理由から、化粧品業界においてOEMはなくてはならない存在となっています。

また、化粧品業界でもPB化は進んでおり、代表的なものにマツキヨココカラ&カンパニーの「レシピオ」シリーズなどがあります。

家電業界

実はOEM商品としてもっとも歴史が古いのが家電分野です。

OEMは1950年ごろのアメリカが発祥で、もとはパソコンの部品製造から始まったものでした。

家電の製造には通常、莫大な設備投資と高度な技術が必要です。

しかし、OEMの活用によって開発コストを低く抑えて最先端の製品を作ることが可能になりました。

私たちの生活に欠かせなくなったスマートフォンやタブレットも、その多くが外部の製造業者によるOEM生産です。

自社工場を持たずに海外の専門企業に生産を委託しているApple社のiPhoneは、もっとも身近で大がかりな具体例といえます。

OEMにおける実際の流れと製作事例

株式会社長谷川製作所では主に皮革袋物のOEMを取り扱っております。

財布、バッグ、ペンケース、ベルト、革小物、各種ノベルティなど、革に関するさまざまな商品をお作りいたします。

弊社のこれまでの製造実績や具体的な製作事例は、制作事例ページよりご覧いただけます。

OEM商品を取り扱う際、実際の流れはどのようになるのでしょうか?

弊社を例にとって見ていきます。

①お問い合わせ

OEMご発注の際は、まずはじめにお問い合わせフォーム、またはお電話よりお問い合わせをお願いします。

②お打ち合わせ・概算お見積り

お打ち合わせにて型や仕様、実際に使用する素材など、素材サンプルと照らし合わせながらお客様のご希望をじっくりとお伺いします。

この際、これまでのデータに基づいた概算での見積もり金額もお話しさせていただきます。

③サンプル製作

お打ち合わせの内容をもとに、有償にてファーストサンプルを制作します。

サンプルが確定した場合は、そのまま次のご発注へと進みます。

修正をして再度サンプルが必要となる場合、改めて細部を調整し、有償セカンドサンプル制作をします。

④正式なお見積り・ご発注

サンプルの仕上がり、および量産数量が確定したところで、正式なお見積りを提示いたします。

お見積りにご納得いただきましたら、正式にご発注をお願いいたします。

ご発注の際には、納期やご注意いただきたい点などのお打ち合わせも行います。

⑤生産・検品

株式会社長谷川製作所では海外に6拠点、国内に3拠点の製造ラインがあります。

製品の仕様や量産数量、ご予算の条件に合わせ、最適な拠点にて生産を行います。

生産期間は2〜3ヶ月が目安です。長谷川製作所では、生産途中の抜き取り検査や製造チェックなどの徹底した品質管理体制を敷いています。

生産後も製造ラインでの検品に加え、国内の弊社社内にてベテランスタッフの目による厳格な最終検品を行い、不良品の発生リスクを限りなくゼロに近づけます。

⑥納品・お支払い

製品が完成したら、お客様のご都合に合わせ、引き取り・配達・発送にてご指定の場所へ納品します。

その後に請求書を送付しますので、銀行振込等でご入金をお願いいたします。

ご入金の確認ができましたら、OEMのお取り引きが完了となります。

OEMと何が違う?近年注目される「ODM」の基礎知識

OEMとODMはどちらも外部に製造を委託する手法ですが、その意味と業務の範囲には大きな違いがあります。

ODMとは?

ODMとは「Original Design Manufacturing」の略で、商品の製造だけでなく、製品の企画、マーケティング分析、デザイン設計にいたるまで、ほぼすべての工程を受託側の製造業者が主導して行うビジネスモデルを指します。

OEMとODMの決定的な違い

2つの手法の最も異なるポイントは、「デザインや設計の主導権をどちらが持っているか」という点です。

  • OEM:委託者(あなた)がデザインや仕様書を用意し、製造者(メーカー)は指示通りに形にする。

  • ODM:受託者(メーカー)がデザインや形状の提案、設計までを行い、委託者(あなた)はブランドのロゴやタグを付与して販売する。

アパレルや革製品の知識を豊富に持っていない初めての事業者であっても、ODMを利用すればプロの技術とノウハウを活用した上質な商品をスピーディーに市場へ投入することができます。

長谷川製作所でも、お客様の「こんなブランドを作りたい」というコンセプトや要望に基づき、デザインや素材の選定から二人三脚でトータルサポートするODM対応が可能(※一部条件あり)です。

関連記事

OEMとODMの違いは?メリット・デメリット、使い分けを解説

業界別・OEMとODMの選び方ガイド:どちらを導入すべきか?

自社ブランドの立ち上げや新規事業への参入を検討する際、OEMとODMのどちらを選ぶべきかは、自社が持っているリソースや目的によって大きく変わります。

OEMがおすすめの事業者

すでに自社内にデザイナーがおり、詳細な仕様書やCADデータなどを用意できる場合、または他社には絶対に真似できない独自の機能やこだわりを持たせたい場合はOEMが最適です。

自社のこだわりをしっかり反映させたモノづくりが実現できます。

ODMがおすすめの事業者

「新しくインターネットで革小物のECサイトを立ち上げたいが、デザインや設計のノウハウがない」

「本業の業務が忙しく、製品開発に多くの時間を割けない」

という事業者様にはODMの導入がおすすめです。

製造業者がこれまでに蓄積してきたトレンドの分析データや上質な素材をベースに企画を進められるため、短期間で高い売上・収益の成長が期待できます。

利益を最大化する!OEM・ODM製品の価格設定とコストの基礎

初めて自社製品を企画・注文する人にとって、最も重要でありながら難しいのが「製品の販売価格」と「製造コスト(費用)」のバランスの設計です。

一般的に、本革を使った上質なオリジナル商品は合成皮革の品に比べて製造原価が高くなりやすい特徴を持っています。

しかし、適切なブランディングを行って消費者にその価値を届けることができれば、高い利益率を確保し、長期的に安定した売上を維持することが可能です。

2種類のコストを正しく把握する

製造にかかる費用には、大きく分けて「初期費用(型代、サンプル製作費、ロゴの版代など)」と「量産時の単価」の2種類が存在します。

生産量が増えれば増えるほど、商品1個あたりにかかる初期費用の割合が低くなり、結果として仕入れ価格を安く抑えることができます。

これを規模の経済と呼び、有名ブランドや大手スーパーのPB商品が安くて高品質な製品を提供できている大きな理由の元となっています。

理想の利益率から逆算する

価格を決める際は、ECサイトの出店料や店舗の維持費、配送にかかる送料、マーケティング等の広告費などをこれらに追加して総合的に計算する必要があります。

2025年から2026年にかけての最新の市場分析データを参考にしても、事前のコスト見積もりをしっかり行い、無理のない価格設計をしておくことが、事業の成長になくてはならない重要な基本条件です。

失敗を防ぐ!製造パートナー(委託先)の選び方と3つの注意点

外部の製造業者と二人三脚でモノづくりを進める上で、どの会社をパートナーに選ぶかはブランドの運命を大きく左右します。

数あるメーカーのなかから信頼できる先を探すためのチェックポイントをまとめました。

① 品質管理(検品)の体制がしっかりしているか

どれだけ魅力的なサンプルが完成しても、実際に量産された本商品に不良品が多く混ざっていれば、購入した顧客からの信頼を失い、ECサイトでの売上にも大きなダメージを受けます。

生産中や生産後に「どのような基準で抜き取り検査や全数検品を行っているか」を事前に確認し、製造者が最後まで責任を持って品質を保証してくれる体制があるかを見極める目が重要です。

② 多彩な素材(材)や形状の提案力があるか

ただ指示された通りに作るだけでなく、こちらの要望やイメージに応じて

「この予算なら牛革のほか、こちらのマイクロファイバー素材も使えます」

「今のトレンドなら、こちらの特殊なファスナー形状がおすすめです」

といったプロの知識や具体例をタイムリーに提供してくれる会社は非常に心強いです。

複数の選択肢のなかから理想の仕上がりを選べる環境があるかどうかも、魅力的な商品作りに役立ちます。

③ コミュニケーションがスムーズで日本語での対応が可能か

近年、製造コストを下げる目的で海外の工場へ直接注文を行うケースも増えています。

しかし、細かいニュアンスや修正の指示が正しく伝わらず、最終的な仕上がりがイメージと全く異なるというトラブルに発展することも少なくありません。

日本語での丁寧なやり取りはもちろん、営業時間の対応が早く、急なスケジュール変更やトラブル時にも迅速に調整を行ってくれる国内の窓口を持ったメーカーを選ぶと、初めての事業でも安心して業務を任せられます。

OEM・ODMビジネスに関するよくある質問

自社ブランドの立ち上げを検討している事業者様や店舗の担当者様から、当社へ寄せられる代表的な質問をQ&A形式でご紹介します。

Q1. ノウハウが全くない状態からでもオリジナル製品を作れますか?

はい、もちろん可能です。

デザインの図面や仕様書がない状態でも、当社のブログやこれまでの実績一覧ページにある写真を参考にしながら「こんなターゲットに向けて、こういうイメージの財布や革小物を販売したい」という概要をお伝えいただければ、形にするための指導や具体的な形状のご提案をいたします。

難しい知識がなくても難しく考える必要はありませんので、まずは気軽にご相談ください。

Q2. 2025年や2026年の最新のトレンドに合わせた商品の開発は可能ですか?

はい、お任せください。

大正5年の創業以来、長谷川製作所が長年蓄積してきたモノづくりのノウハウと最新の市場動向を組み合わせ、今求められている消費者のニーズ(トップクラスの機能性やサステナブルな素材使いなど)を反映したプロダクトを一緒に構築していくことができます。

Q3. お見積もりや打ち合わせの費用はかかりますか?

最初のご相談や、仕様に基づいた概算の見積もり提示については無料で対応しております。

製品の目次となる構成やサンプルの作成に進む前の段階であれば費用は発生いたしませんので、じっくりとご検討いただくことが可能です。

革製品のOEM・ODMなら長谷川製作所へお任せください

株式会社長谷川製作所は、大正5年の創業から100年以上の歴史を誇る皮革袋物専門の製造メーカーです。

私たちは長年培ってきた日本の確かな職人技と、グローバルな生産体制を融合させ、数多くの有名ブランド様や企業様のOEM・ODM商品を世に送り出してきました。

「予算の範囲内で、どこよりも高級感のある本革の財布を作りたい」

「ECで今人気があるミニマルなカードケースやスマホポーチの形状を提案してほしい」

といった幅広いご要望に対し、素材の調達からデザインへの助言、徹底した検品まで、一つの窓口でスムーズに対応できる体制が整っています。

ECスタートアップ企業様から、大ロットのノベルティをお探しのスーパー・大手事業者様まで、どんな些細なご質問でも丁寧にお答えいたします。

ノウハウや知識がなくても心配ありません。

私たちは、お客様の大切なブランドを一緒に育てる信頼のパートナーとして、二人三脚で満足のいくモノづくりをお手伝いいたします。

詳細につきましては、お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォームはこちら

関連記事