【保存版】革バッグの正しい洗い方|失敗しない簡単ケア方法をプロが解説
【はじめに】革バッグは「洗える」のか?
革バッグは水に弱く、「洗ってはいけない」というイメージを持つ方も多いでしょう。
しかし正しい手順を踏めば、革を傷めずに安全に洗うことができます。
本記事では、革バッグを家庭で洗う方法を、初心者でも失敗せずにできる手順で解説します。
革バッグを洗う前に知っておくべき注意点
革は全種類洗えるというわけではありません。
洗う前には必ず確認しましょう。
洗えない革(基本的に水洗いNG)
スエード
起毛しているため水で濡れると毛が寝てしまい、シミ・変色になりやすい素材。
水洗いは絶対にしないでください。
お手入れは専用ブラシでの乾拭きが基本です。
ヌバック
スエードより細かい起毛で、非常に水に弱いです。
一度シミになると修復が難しいため、防水スプレーと日常のブラッシングのみを推奨します。
合成皮革の一部
表面にウレタンコーティングがされていることが多く、洗浄で剥離やベタつき劣化が進行する場合があります。
素材の状態次第なので、丸洗いは避け、軽い拭き取りのみが安全です。
型押しで表面加工が弱い革
型押し加工が浅い・コーティングが薄い革は、水分で模様が曇ったり剥がれたりする可能性があります。
洗浄は非常に慎重に行いましょう。
もし迷った場合は専門店にいくことをおすすめします。
比較的洗いやすい革(工夫すれば家庭洗浄も可能)
しっかりした銀付き革(フルグレインレザー)
革の表面(銀面)が残っており、水分を軽く弾くタイプ。
高級バッグによく使われ、比較的耐水性が高いです。
泡クリーナーや軽い湿らせ拭き程度なら安全です。
表革(スムースレザー)
表面がなめらかでツルツルした革。
湿気には弱いが、部分洗いなら問題なくケアできる標準的な革。
「湿らせすぎない」「乾燥はゆっくり」の2点を守れば洗浄が可能。
シミ・色落ちリスクがある
革は水による膨張・変形・色落ちが起こる可能性があるため、目立たない場所でテストしてから洗浄します。
洗いすぎると油分が抜ける
洗浄後は必ず保湿(ケアクリーム)が必要です。
迷ったら目立たない場所でテストしてみる
革の種類が判断できないときは、
- 見えない部分に少量の水をつける
- 色の変化がないか確認
- 革が膨らまないかチェック
革バッグを長く使うためにも上記を確認してから作業することをおすすめします。
革バッグの基本的な洗い方(家庭版)

ここでは、初心者でも失敗しにくい安全な方法を紹介します。
【STEP1】表面の汚れを乾拭きする
柔らかい布で表面のホコリを落とします。
まずは水を使わず、革を傷めない軽いクリーニングを行います。
【STEP2】革用クリーナーで表面洗浄
使う道具:
- 革専用クリーナー(泡タイプ推奨)
- 柔らかい布
やり方:
- 布にクリーナーを少量つける
- 円を描くように馴染ませる
- 汚れが浮いたら乾いた布で拭き取る
※「泡タイプ」だと水分が少なく革を傷めにくいのでおすすめです。
【STEP3】ニオイや内部汚れには「湿らせ拭き」
革は丸洗いしないのが基本。
それでも内部の汚れ・ニオイが気になる場合は…
- 水に微量の中性洗剤を溶かす
- 布を軽く湿らせて固く絞る
- バッグ内部やハンドルを軽く拭く
※濡らしすぎると変形の原因になるので要注意。
【STEP4】自然乾燥(最重要)
革バッグは直射日光・ドライヤー厳禁です。
- 風通しの良い日陰で
- 形が崩れないようタオルを詰めて
じっくり自然乾燥させます。
【STEP5】革クリームで油分補給
洗浄後の革はデリケート。
必ず保湿ケア(革クリーム)を行いましょう。
- 少量を布に取る
- 薄くムラなく塗り広げる
- 仕上げに乾拭きして艶出し
これで洗浄による負担を最小限にできます。
革バッグの手入れに必須のクリーム活用法|初心者でも簡単な塗布のコツ
汚れの種類別「革バッグの洗い方」
油汚れ
重曹はNG。
革を傷めます。
革専用オイルリムーバーを少量使用します。
● 黒ずみ汚れ
摩擦や皮脂の蓄積が原因。
泡クリーナーが最も安全です。
● インク汚れ
家庭で落とすのは難しいため、早めに革専門店に依頼するのが確実です。
洗う以外の選択肢「革バッグの丸洗いクリーニング」
革の状態が悪い場合、プロの「丸洗い」が適しています。
プロの洗浄は以下のような工程が可能です。
- 革を傷めない特殊洗浄
- 色補修(補色)
- 仕上げと保湿
- カビ処理
- 消臭・除菌
家庭で対応できない汚れやカビには、専門店の技術が最適です。
革バッグを洗ったあとの「色落ち・乾燥対策」
洗浄後は色が薄く見えることがあります。
対策:
- レザークリームで油分補給
- 必要なら補色クリームで色の復元(※専用の記事に内部リンク可)
- 乾燥を防ぐため通気性の良い袋で保管
【まとめ】
革バッグは適切な方法を守れば自宅でも安全に洗うことができます。
大切なのは、
- 濡らしすぎない
- 専用クリーナーを使う
- しっかり自然乾燥する
- 仕上げの保湿を欠かさない
という4つのポイントです。
長く使いたい革バッグだからこそ、正しい洗い方で美しく保ちましょう。
